ボリンジャーバンド
BOLLINGER BANDS移動平均線の上下に、値動きのばらつき(標準偏差)の分だけ幅を持たせた帯です。相場が今どれくらい荒れているか、そして今の価格が普段の値動きから見て行き過ぎかどうかを見ます。
何を見るための帯か
同じ「1円動いた」でも、普段から大きく動く相場での1円と、 静かな相場での1円では意味が違います。 ボリンジャーバンドは、直近20本の値動きのばらつきを物差しにして、 今の価格がその物差しで何倍分ずれているかを帯で示します。
帯の中心は20本の単純移動平均(SMA)です。 このサイトのチャートに表示される移動平均線(EMA20)とは計算方法が違うので、 両方を出すと少しずれた2本の線が並びます。
計算
中心線 = 直近20本の終値の平均(SMA20) σ = 同じ20本の標準偏差(ばらつきの大きさ) +2σのバンド = 中心線 + 2σ -2σのバンド = 中心線 - 2σ
値動きが正規分布に従うと仮定すれば、 ±1σの内側に約68%、±2σの内側に約95%、±3σの内側に約99.7%が収まります。 「±2σを超えるのは20回に1回程度の珍しい動き」という理解が出発点になります。
読み方
帯の幅: 幅そのものが相場の荒れ具合です。狭ければ静か、広ければ荒れています。
スクイーズ(収縮): 帯が細く絞られている状態です。値動きが小さくエネルギーが溜まっており、 この後に大きく動き出すことが多いとされます。 ただしどちらに動くかは示しません。
エクスパンション(拡大): 細くなった帯が急に開き始めたら、動き出したサインです。 スクイーズからエクスパンションへの移行は、 ボリンジャーバンドの中で最も実用的な読み方とされています。
バンドウォーク: 強いトレンドでは、価格が+2σに沿って何本も上昇し続けることがあります。 これは異常事態ではなく、強い上昇そのものです。
「+2σに触れたから売る」という逆張りは危険です。考案者ジョン・ボリンジャー自身が、バンドは逆張りの道具ではないと 繰り返し述べています。±2σの外に出る確率が5%というのは、 値動きが正規分布に従う場合の話であり、 実際の相場は大きく動く方向に偏った分布をしています。
バンドへのタッチは「行き過ぎ」ではなく「強い」ことのサインでもあります。 どちらなのかは、バンドの幅が広がっているか(トレンド) 横ばいか(レンジ)で見分けます。